殆どのグリップ部分の素材はコルクかEVA(スポンジ)になります。 汚れを落とそうとした際、洗剤を使えば汚れが落ちそうですが、特に洗剤を使わなくても水拭きだけで表面の汚れは落とすことは可能です。
コルクは水分が浸透しにくい素材ではありますが、隙間やコルクが抜けている部分があり、EVA素材はスポンジのような物のため水分を含みやすい素材になっていますので、洗剤が浸透して中に入ってしまう可能性を考えると、水拭きをオススメします。
コルクは使用していると黒ずんで来ますが、気になるようであれば目の細かい紙やすり(#1000~2000)などで表面を軽く削って除去する方法があります。
また、EVAも使用していると表面がテカテカしてきますが、こちらは少し粗めの紙やすり(#240~400)で表面を傷つけて上げることで復活させることができます。
どちらも表面を削る行為になりますので、削りすぎないように注意して下さい。
(EVAの表面にケバが目立つようであればライターでさっと炙ることでケバを取ることが可能です。)
ロッドを拭き掃除する流れでリングも布で拭いてキレイにしてあげるのもいいのですが、やはり綿棒などを用いて丁寧に掃除してあげるのをオススメします。
ガイドが小さい物は布では拭ききれないという事もありますが、やはり布では拭ききれない部分が多く、ガイドは特にラインに直接当たる部分でもありますので、なるべく丁寧に掃除してあげて下さい。
中央のリングとガイドの境目などは爪楊枝を使ってあげるとキレイに掃除できます。
リールを固定する部分をリールシートと言います。 通常釣りをしているあいだはリールが固定されているため、あまり汚れることはなさそうですが、意外にリール伝いに水が入ってきている場合が多く、リールシートの奥の部分などに汚れが残っている場合が多々あります。
せっかくクリーニングするのであればこの部分も掃除してみて下さい。