身近で大物とのやりとりができる釣りとして、昨今はシーバスフィッシングが人気となっています。
SNSでの釣果をみて、自分も釣ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
一方でシーバスを釣りたいけど、どんなルアーが釣れるのかわからないという方も多いはずです。
なぜならシーバスルアーは形や大きさはもちろん、カラー違いなど種類が豊富にあるからです。
この記事ではおすすめのシーバスルアー15選を紹介します。
紹介するルアーを持っていけば、初めてのシーバスフィッシングでも釣れる確率がグッとあがるでしょう。
シーバスをルアーで釣るには、シーバスについてよく知る必要があります。
本章では釣れるシーバスルアーを紹介する前に、以下の基礎知識について紹介します。
シーバスフィッシングと
シーバスはどんな魚か
シーバスの生態について
釣れるポイントやおすすめの時期・時間帯
最初の一匹を釣るためにも、まずはシーバスフィッシングやシーバス自体のポイントを抑えましょう。
シーバスフィッシングとは文字どおり、シーバスをターゲットにした釣りを指します。
シーバスフィッシングが、人気となっている理由は3つあります。
1つ目は手軽さです。
シーバスは、北は北海道南部から南は鹿児島までと全国津々浦々で釣ることのできる魚です。
近所の川でも釣れる魚という手軽さで人気となっています。
2つ目はパターンの存在です。
シーバスは季節や地域でエサが微妙に変化していくため、シーバスを釣るためのパターンが変わっていきます。
季節や地域ごとに異なる攻略パターンを持っている点も、シーバスフィッシングの魅力です。
3つ目は絶妙なゲームバランスです。
シーバスフィッシングは釣れそうで釣れないという、絶妙なゲームバランスになっています。
シーバスをサクッと釣れてしまう日もあれば、一切釣れない日もあります。
簡単には釣れないからこそ、多くの釣り人がシーバスフィッシングにハマってしまうのです。
ミノーなどのルアー釣りの対象魚となっているシーバスは、あくまで通称です。
「スズキ」がシーバスの正式名称になります。
ブラックバスのような雑食性の高さから海のバス、シーバスと呼ばれています。
シーバスはブリと同じように出世魚であるため、サイズによって名称が変わる魚です。
30センチ以下は「セイゴ」、30~60センチは「フッコ」「ハネ」、60センチ以上は「スズキ」と呼ばれています。
シーバスは海水と淡水の両方で生息可能な魚です。
昼間のシーバスは天敵となる鳥などから姿を隠すため、少し深場や構造物の陰に身を潜めます。
昼間でもエサを追って回遊する個体もいるため、昼間でも釣ることは可能です。
夕方から夜間にかけて、シーバスは積極的に捕食行動をとります。
夜間であれば、警戒心の高いシーバスを水面近くで見ることもできます。
シーバスは”変化”のあるポイントにいる生き物です。
流れや地形、光量の変化があるポイントにシーバスはいる可能性が高く、シーバスが釣れるポイントは以下のポイントになります。
絶好のポイントで釣る際には、できるだけシーバスのいるポイントに近づけるウェーディングでの釣りも1つの選択肢です。
ウェーディングとはウェーダーという防水ウェアを着て、水の中に入る釣りです。
できるだけシーバスのいるポイントに近づくには、ボートシーバスも有効な方法です。
ボートシーバスにおける最大の強みは、陸からでは近づけないポイントにアクセスできる点です。
例えば、海上にある構造物や水門周りは、シーバスがいる確かなポイントになっています。
ボートであれば、船上から絶好のポイントに近づくことができます。
シーバスが釣りやすいおすすめの時期は3つあります。
1つ目は気温が上がってくる春頃です。
春のシーバスがバチを中心に捕食するため、バチ系のルアーにとても反応が良いので、釣れやすくなっているからです。
2つ目は初夏の時期です。
気温の上がってくる梅雨時は、シーバスのエサとなる生き物が増えるからです。
ハクやイナッコ、イワシやサッパという具合にシーバスのエサとなる小魚が増えるため、シーバスも釣れやすくなります。
3つ目は秋です。
秋は冬の産卵に備えてシーバスが荒食いをするため、釣りやすくなります。
シーバスが釣りやすいおすすめの時間帯は2つあります。
1つ目は夜間です。
いわゆるナイトゲームと呼ばれる時間帯は、シーバスが積極的に捕食活動を始めるため、ルアーへの反応も良くなります。
2つ目はマズメどきです。
1日2回あるマズメどきは他の釣りと同様に、シーバスフィッシングでもゴールデンタイムになります。
※マズメ時・・・日の出や日没の前後一時間のこと
シーバスルアーはサイズや形状、カラーとバリエーションが豊富なため、どれを買ってよいかわからないという方も多いはずです。
シーバスを釣るためには、以下のポイントを抑えたルアー選びをするとよいでしょう。
シーバスは自分のいるレンジと異なるレンジにいるルアーには、反応しないケースがほとんどです。
一方でシーバスがどのレンジを泳いでいるかは、人間にはわかりません。
よってシーバスのいるレンジに合わせるのではなく、釣り場の深さに合わせて、レンジごとに探れるルアーを選びましょう。
例えば、水深50センチ前後の遠浅のサーフ周りを攻める場合には、異なるレンジを攻められるルアーを3つほど用意した方がよいでしょう。
シーバスルアーのサイズを選ぶポイントはズバリ、エサのサイズ感を合わせることです。
シーバスフィッシングには、ルアーの大きさはエサのサイズに合わせるというマッチザベイトの概念があります。
例えば、8センチ前後のイナッコをシーバスがエサとしている場合、ルアーサイズは8センチ~10センチ前後がよいでしょう。
サイズと同様にシーバスルアーには様々なカラー展開があるので、カラー選びも悩むポイントです。
カラーに関しては明確な答えがないので、まずは定番カラーをチョイスするとよいでしょう。
ナチュラルカラーやレッドヘッド、チャートなどの定番カラーを選んでおけば、失敗することはありません。
シーバスを釣るためにレンジと同じくらい重要なのが、アクションです。
シーバスルアーには様々なアクションがあり、状況に応じたアクションを使い分けるかで釣果が変わります。
ルアーアクションとアクションに使いどきは以下のとおりです。
水押しの弱いアクション
ルアーが左右に倒れ込むような動き
シーバスの警戒心が高く、よりナチュラルにアピールしたいとき
ウォブリング+ローリングの動き
初場所やターゲットとなるエサがわからない状況
S字を描くような左右にユラユラとした動き
シーバスの警戒心が高く、よりナチュラルにアピールしたいとき
警戒心が高いシーバスには、ほとんどアクションをしないワームが有効となる場合もあります。
釣り場の状況や小魚の多さ、釣り人の有無で、その日にベストなアクションは変わります。
紹介してきたとおり、シーバスルアーのバリエーションは豊富です。
本章ではシーバスルアーの種類と特徴を以下のようにまとめたので、ルアー選びの参考にしましょう。
・キビキビとしたウォブリング系のアクションが特徴
・リップの大小で潜るレンジが変わる
・文字どおり、水面もしくは水面直下を泳ぐルアー
・シーバスが水面を意識しているときは効果的
・根がかりの心配がない
・形状によって、様々なアクションするのが特徴
・金属でできているため、遠くに飛ばしやすい
・ゆらゆらと揺れるアクションが特徴
・文字どおり、ペンシル(鉛筆)のような細身
・浮き上がりにしにくいため、レンジキープがしやすい
・ブルブルとした波動を生み出すアクションが特徴
・重量があるため、遠くに飛ばしやすい
・浮き上がらないため、ボトム付近を探れる
・金属でできたバイブレーション
・アクションが最も強いルアー
・金属のため、破損しにくい
・文字どおり、ビッグサイズのルアー
・存在感から最もシーバスに気づかれやすいルアー
・アクションはルアーによって多種多様
・ワームのテール部分がわずかに揺れるアクション
・ワームの柔らかさから、最もナチュラルなルアー
各メーカーから販売されているルアーは、メーカーが丹精を込めて作ったルアーなので正直どのルアーも釣れるルアーです。
とはいえ、販売されているルアーの中でも格段に釣れるルアーがあるのもまた事実です。
本章ではおすすめのシーバスルアーを15選形式で紹介します。
まさに王道的なミノーでありながら、進化をし続けているルアーです。ミノーらしい基本のウォブリングアクションはアピール力がバツグンです。ミノーの弱点である飛距離もサイレントアサシンは克服しており、飛距離のでるルアーになっています。
リップレスタイプのミノーで、エリテンと呼ばれています。エリア10といえば、バチ抜けルアーの鉄板ともいえるルアーです。弱々しいアクションがバチを捕食しているシーバスにピッタリとハマります。豊富なカラーラインナップもエリア10の魅力です。
ホッパーでありながら、ミノーのアクションを合わせ持つのがガボッツの特徴です。ウォブリング系のアクションとルアー内部にあるラトルからのアピールで、ハイアピールを実現します。
ロッドのアクションに反応しやすく、ドッグウォークがしやすいルアーです。ベイトライクなスリムなボディは、水面を意識しているシーバスに違和感なくバイトに持ち込めます。カラーバリエーションの豊富さもソルトペンシルの特徴です。
強いアクションと強力なフラッシングが特徴のメタルジグです。キャスト後のフォールはイナズマスライドとなっており、フォールだけでシーバスのバイトが期待できます。メタルジグらしく遠くに飛ばすこともZETTAIでは可能です。
シーバスが最もバイトするレンジである水面から20センチを確実に引いてこられるルアーです。抜群のレンジキープ性能からパイロットルアーとして、多くのシーバスアングラーが愛用しています。
シーバスが最もバイトするレンジである水面から20センチを確実に引いてこられるルアーです。抜群のレンジキープ性能からパイロットルアーとして、多くのシーバスアングラーが愛用しています。
圧倒的な飛距離を持つシンキングペンシルになります。
バイブレーションでは反応しない遠くのポイントでもスイッチヒッターであれば、攻めることが可能です。飛距離のでるシンキングペンシルが欲しい場合には、スイッチヒッターをチョイスすれば間違いないでしょう。
様々な使い方ができるバイブレーションプラグといえば、このミニエントです。バイブレーションらしい飛距離に加え、ロッドアクションに反応がよく、さらにフォール姿勢もキレイと芸達者なバイブレーションプラグです。ミニエントさえあれば、バイブレーションプラグでやりたいことは実現できるでしょう。
ナイフエッジの構造から生まれる波動は、他のバイブレーションプラグにはありません。アクション中は頭が下がりがちなバイブレーションプラグの中で、レンジバイブは水平姿勢のまま泳いでくれます。バイブレーションらしい強い波動を出しながら、シーバスに見切られにくい性能がレンジバイブの強みといえるでしょう。
シングルフックを搭載したことによる圧倒的な飛距離が特徴です。着水後の立ち上がりの良さは、他のメタルバイブレーションにはない強みといえるでしょう。鉄板バイブレーションで探りたいという場合には、アイアンプレートがおすすめです。
元はブラックバス用ルアーでしたが、あまりの人気にシーバス用も販売されたルアーです。ジョイクロの通称で多くの釣り人から信頼され、元祖S字形スラロームアクションを持つルアーになります。大型のベイトが回遊してくるタイミングにはおすすめのルアーです。
テール部分が交換できるスイムベイト型のルアーです。テール部分を交換することでアクションが変わるため、1つのルアーでありながら、2つのルアーを持っていることと同じになります。ロッドアクションへの反応の良さもブルージュの特徴です。
職人による手作業で作られたアルカリは、数多くあるワームの中でもバツグンの柔らかを誇ります。アルカリとパワーヘッドのセットはよりナチュラルにアピールできるため、食い渋っているシーバスも思わず反応してしまいます。
テールの絶妙なゆらゆら加減が多くのフィッシュイーターを刺激するワームです。ただ巻きだけでなく、ダートアクションにも対応しているため、使い方は複数ある点も強みといえるでしょう。静かヘッドによる高いレンジキープ性能がミドルアッパーの良さをさらに引き出しています。
今回はシーバスフィッシングとは何かとおすすめのシーバスルアーを紹介しました。
シーバスは身近で釣れる大物であるため、手軽に始める釣りとしてはもってこいの釣りです。
シーバスとのやり取りを一度でも味わうと、ヤミツキになることは間違いありません。
ぜひ今回紹介したルアーを持って、近くの河川や海へシーバスフィッシングに出かけていただければと思います。