ダイワ 枯法師 六代目 十九尺をお譲りいただきました！おまつり屋をご利用いただきありがとうございます。

「枯法師 六代目 十九尺」。その竿を手に取った瞬間、静かな存在感に思わず息をのみました。

この枯法師というシリーズは、時代のへらぶな釣りを映す鏡のような存在です。五代目は質実剛健、無駄をそぎ落とした実直な表情を持ち、どこか職人気質な空気を漂わせていました。一方、六代目は少しだけ華やぎを加えた仕上がり。竹竿を思わせる竹地の質感に、繊細な染みのつけ方、そして握り部分の彩りや段塗りのバランス。そのすべてに、作り手の美意識と“遊び心”が感じられます。

へらぶな釣りには、道具と向き合う時間があります。釣り味だけでなく、見た目や風合い、手触りもまた楽しみのひとつ。枯法師 六代目には、そうした“眺める喜び”が確かにあります。

もちろん、実釣性能も申し分ありません。十九尺という長さに太径設計を組み合わせることで、しっかりとした張りと安定感を両立。本調子らしい全体のしなりが、魚の動きをやさしく受け止め、無理なく浮かせてくれる。竿全体が生きているような感覚は、まさに枯法師ならではの味わいです。

道具はただの“モノ”ではなく、時間や経験を共にした“相棒”なのだと、改めて感じさせられました。

釣りに向き合う静かなひとときに、竿がそっと寄り添ってくれる――
枯法師 六代目は、そんな時間を大切にしたい方にこそ、手に取っていただきたい逸品です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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